今あなたはライオンズクラブのメンバーです。ではメンバーであるということは、どういうことでし ょうか。そして、なぜメンバーになっているのですか。
★ 入会してバッジをつければ、その日からライオンズクラブのメンバーです
★メンバーは社会のリーダーです。
★メンバーは楽しい例会を望んでいます |
一人でする社会奉仕活動には経済的、労力的に限りがあります。しかし、同じ志を持った人が集まれば集まるほど、その力は大きなものになります。ライオンズクラブがいつもメンバーを増やそうとするのも、新しいクラブを作ろうとするのも、それだけ社会に対する働きかけを大きくしようとしているからです。一人でも多く、同志を、メンバーを迎えようではありませんか。 既にメンバーとなっている人が、入会希望者のスポンサーとなってクラブに推薦し、クラブが承認したとき初めてメンバーになれます。同じように一つのクラブを作るのにもスポンサーとなるクラブかキャビネットが必要です。それを国際協会が認証したとき初めて一つのライオンズクラブとして存在できるのです。 ライオンズクラブ結成の目的の一つは「地域社会に奉仕する」ことです。そこで、単一クラブの活動地域を決定し、その地域社会に対して奉仕活動をするようにしています。というのは、同一地域に重複してクラブを作ると、奉仕活動がその地域にかたよってしまうと同時に、クラブのない地域には奉仕活動が行なわれないという恐れがでてくるからです。(国際会則第3条) ★ライオンズクラブはこうしてできました
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ライオンズクラブは一つ一つのクラブが、アメリカにある国際協会と直結しています。でも、社会のグローバル化にともない、クラブ同志が協力し合って、より広範囲な地域にアクティビティをする必要性も出てきました。そこで、次のような身近な組織ができています。 ★ゾーンってなんだ?
★執行部ってなんだ? ★役員ってなんだ? ★委員会ってなんだ? 委員会は会長の諮問機関です。したがって、会長の必要に応じて設置されます。また会長はすべての委員会の職権委員となります。(会則付則第4) ★例会ってなんだ? 例会出席はメンバーの義務だといわれますが、では例会とはなんでしょう。例会は「一般に関心のあるすべての問題を自由に討論できる場」として設けてあるともいえます。そして例会はライオンズクラブの目的である社会奉仕活動をするための最終決議機関でもあるのです。理事会できめたことを承認する一番大事な会合です。株主総会でもなければ、出席して食事をして雑談をするためだけのものでもありません。 |
野球は打者が3回空振りするとアウトになりますが、ゴルフでは3回空振りしてもアウトにはなりません。 ★ルールはどうなっていて、なぜ守らねばならないのか? ルールは「常識」です。例えば、出欠の返事を出す。会費や負担金を払う。きめられた仕事を行ない、組織の一員として協力する。こうしたことはライオンズクラブでなくても、社会人であれば当然守らなければならない最低の約束ごとです。そうした「常識」を文章としたものがルールとなっているのです。 |
自分の企業の会議においても議事進行がうまくなれるように、理事会や委員会の議事進行で勉強をして、会議につよくなりましょう。会議の時間が足りなくなるのを防ぐには、まずロバート議事規則を研究してください。 ★ロバート議事規則に決められている会議の原則 原則1.会議に必要な人数(定足数)を確保する。
そして、議長はいつも毅然とした態度と発言で進行を取り仕切ることです。年輩者や先輩が挙手もせずに勝手に発言するのをほっておいたり、出席者同士が相談して勝手に決めてしまうのを傍観したり、若い人の言うことだからとか、よく分からない新人の言うことだからと発言を無視したりしないようにしたいものです。 |
せっかく入会したメンバーが退会していくのは大変残念なことです。クラブライフが楽しくて、自分にとってメリットがあれば、誰しも退会することなど考えないものです。しかし、会社の都合、病気、その他止むを得ないものはしかたありません。問題は人間関係のもつれや感情の問題だと思います。ライオンズクラブは自我の確立した人間が集まって一つの社会を形成しています。ということは、周囲を無視して自分の思う通りにしようとすれば、必ず反発があるのが普通です。グレシャムの有名な法則「悪貨は良貨を駆逐する」を適用させないようにするのが、大人の智恵です。 ★友を失う方法 「自分の意見を無理やりに押し通す」 「こんな人とは友達になりたくない」と考えていくとまだまだ出てきます。また、こういう人がクラブで力を振るうと必ず退会する人が出てくるのが普通です。なによりも怖いのは、自分がそうしたことをしていても、自分ではそれに気がついていないことです。 ★時によってはドロップを恐れないこと 自分の思う通りにならないからといって「私は退会する」という人を止めないのも、その他のメンバーの退会を防止する一つの方法です。その人に譲歩して、言うとおりにすればその時は退会を思い止まっても、また次に思う通りにならない時があると、また「私は退会する」といって自分の希望を通してしまうことが多いのです。 |
慣れというものは恐ろしいもので、最初は誰しも慎重に考え、実行していたことであっても、同じことが度重なると、つい考えずにそのままいつもの通りに無意識に繰り返しているものです。そして気がついてみると周囲の状況がすっかり変わっていた、ということにならないようにしたいものです。毎年同じことと思われることであっても、時には立ち止まって、もう一度考えてみることもしてみてください。
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